後記
 
 


最近生活にメリハリが無くなってきている気がする。

春休みになってから朝寝て夕方起きる生活が大半を占めているんですよ。それは、巡回するサイトが増えたからなんですが、色んなサイトの日記を読んでいるうちに時間がどんどん過ぎていくんですね。目がしょぼついてくると、パソコンの右下に表示されている時計を見ると一時とか二時なんてのはしょっちゅうあるわけです。ネットを始める時間が遅いというのもあるんですが、最近じっくりと巡回サイトの文章を読むようになったんです。

やっぱ、色んな文章があるんですよね。今日に起きた事を大雑把に書いてオチを付けているサイトや、今の自分の心情を文章にしている人もいる。このようなサイトを最近までは更新された文章だけ読んでいたのだが、毎日読んでいくうちに、その人が過去に書いた文章を読むようになってきた。同じ人が書いたとは思えないような真面目な文章があったり、その逆に普段真面目な文章を書いている人が少し前までは笑ってしまうような文章書いていたりする。

僕もサイトでほぼ毎日文章を書いてるんですが、たまに文章を書くタッチを意図的に変えたり、書いているうちに変わっていることがあります。それと同じ様な事が巡回しているサイトの中にもあるんですよね。それが最近面白くてたまらない。


話は変わるんですが、書こうと思って書く文章と書いているうちに出来た文書って違うと思うんですよ。前者は書こうと思ったことに出来るだけ近づけるように書いていくのに対して、後者は書いているうちに形になってきたってことだと思うんですよね。最近、日付が変わって朝までネットを続けてしまうのは、その変化に気付いたからなんだと思う。

今更になって気付いたんですが、この東京文芸センターにはそういった面で非常に興味深いサイトであると思った。参加させてもらって気づいた事もたくさんあるし、他の書き手さんとの作品に対する思い入れの違いとかいろんなことを身に付ける事が出来た。一度読むだけでは本当に理解できない文章もたくさんあると思う。ここから学べる事はもっとある。そう思うと、これから東京文芸センターで活動していくこと、参加できていることが非常に嬉しい。

皆さんもそういった経験があるでしょうか?





東京文芸センター Vol.30


執筆 :上松 弘庸
佐藤 由香里
永瀬 真史
藤崎 あいる
後記 :永瀬 真史
タイトルページデザイン
岩井市 英知
監修 :東京文芸センター