青年は科学者とであいました。
「ねえ、科学者さん、ぼくのからだの悪魔はみえますか?」

 科学者はこまったかおをしてしまいました。
「ぼくにはわからない。すいません。
 ぼくのそばにも、悪魔はおおぜいいるので、とてもたいへんなのです」

「あなたも、しっかりべんきょうすれば、
 きっと科学のちからでたいじできると思います。
 あなたがしっかり、べんきょうしなければいけません」

 そのとおりだな、と青年は思いました。
 科学のちからなら、たいじできるかもしれない。
 悪魔をたいじすることができるかもしれない。

 科学者と青年はおたがいをはげましあいました。








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